«それは過去の私»

中学１年の長女は顔は父親そっくりなのに、中身は母親に似てしまったようだ。

良く言えば「楽天的」
悪く言えば「考えが甘すぎる」

今日も期末試験の前だというのに・・・。
ちょっと教科書を広げただけで、勉強した気になっている。
まぁ、自分も似たようなものだったから気持ちは解らないでもない。

だけど、あまりにもあの頃の自分と重なって見えてしまう。
まるでタイムスリップして、過去の自分に会っているような。
目の前にいる娘は過去の私。
そう思うと、ついつい口やかましくあれこれ注意してしまう。

言われてる娘にしてみれば、また文句かぁ・・・くらいにしか受け取ってないんだろうけど、
言う方としては、文句を言ってるんじゃなくて助言なの。

私がうっかり踏んでしまった地雷や失敗を、そのままトレースしないように導いてあげたいだけ。

でもきっと、自分で失敗して、痛い思いをして、始めて理解するんだろうなぁ。
いろいろ注意されてきた意味を。
文句じゃなくて、助言だったことを。

私もそうだったから。